CHANCE(チャンス)犬飼ターボ 感想「成功は他の人の成功に貢献したときに手に入る」

CHANCE(チャンス)犬飼ターボ 読書感想

久しぶりに読書しました。前から気になっていた犬飼ターボさんの本をポチッと。どんな本かあまり知らずに読んだのですが、読んでよかったです!

成功者とは?

成功者を育成するには?

こういう疑問を次々解いていく小説でした。

CHANCE(チャンス)犬飼ターボ 読書感想

凡人から成功者になるにはどうすれば良いのか?

そもそも成功者とはなんなのか?

これはいろんな成功法則の本などでも語り尽くされていますが、成功の4つの要素として「経済・健康・愛情・精神」の充実があります。どれが欠けても本当の成功とは言えなずに不満を抱えてしまいます。

お金があっても孤独でパートナーと不仲であれば精神も病むでしょう。お金は入ってくるけど身体を壊すぐらいに忙しくては死ぬこともあるでしょう。精神論だけでお金がなくては食べるものも買えないでしょう。現代社会は愛情だけで、お金がないと生きていけません。宗教者とてお金を稼がねば生計を立てることは難しいです。この本は成功に必要なエッセンスを含んだ成功体験小説でした。

サラリーマンが嫌だとあてもなく自分で中古車販売の商売をやっていた主人公・泉卓也は、あるとき本当の成功者に出会う。そのことがきっかけで、もっと確実に稼ぐことができ社会貢献にもなる整体院の開業をすすめられる。車が好きだった主人公は、車の販売がかっこいいと思っていて、整体院なんて?!と思っていたが、メンター(成功者)の話を聞き、成功者ってそんなにかっこいい仕事をしているわけじゃないということを知る。メンターのサポートを受けて整体院で起業するも、初めは赤字だったり、雇った従業員がみんな辞めてしまうなどのトラブルばかり。

そんな大失敗をしながらもメンターに励まされ、主人公は自分の何がいけなかったのかを自分で見つけ出す。主人公のいいところは、失敗を人のせいにしないことだった。

「従業員のくせに生意気だ」とかそういうことは思わなかった。確かに自分に人を見る目がなかったと反省して、必要な人材を雇うための面接の仕方と人材育成の方法を学ぶ。

1店舗目を成功させて2店舗目を出すところが、この小説の読みどころ!

いくつかの失敗をしてようやく整体院1店目を成功させる。儲かったお金は好きな高級車を買うことに使うのではなく、2店舗目の出店費用とした。成功者は必ず先にお金を投資をすることに資産を使う。お金が入ってくるようになれば、好きなものは後からいくらでも買えるからだ。パイを大きくする方が先だ。

整体院2店舗目を出店するのにネックは人材だ。自分と同じレベルの施術能力や店舗運営・人材育成能力が必要になる。自分の判断で管理できていた1店舗目と違い、2店舗目では自分不在でも売り上げをキープしなければならない。

適任と思い施術にも長けている人を副院長として雇ったが、主人公が不在になると些細なミスを繰り返した。お客様からの信用がなくなると思った主人公は、副院長に対して怒ってしまった。

このことが原因で副院長は以前の明るい性格がなくなり、毎日暗くどんよりとしてしまう。ここで主人公は副院長を選んだのて適切ではなかったのかと自分を責める。しかし副院長は施術も的確で、店舗管理もできる。短所はイレギュラーなことへの対応などで自己判断ができずに、トラブってしまうことが多いとわかった。主人公はトラブル対応マニュアルも含め、店舗運営のマニュアルを作成した。このことで自分がいなくてもスムーズな店舗運営が可能になり、売り上げもキープすることに成功。

経営者にとって大切なのは、従業員の短所を責めたり無理に伸ばそうとするのではなく、的確にフォローすることだ。短所を補うことによって、その人の長所を活かすことができる。

この本の一番面白いところは、自分自身の成功だけではなく、2店舗目を自分不在でも成功させるところだ。従業員に自発的に売り上げアップに貢献してもらう為の仕組みづくりを作っていくところにある。デタラメを書いているなら「そんなうまい話が」となるところだけど、ちゃんと著者の実体験も踏まえた上で、成功法則のエッセンスが小説に散りばめられているところがこの本の素晴らしいところ!

起業だけでなく、多店舗展開を考えている人に読んで欲しい本です。

サラリーマンになるのはいやだ! と独立を志し、いろいろな事業を試みては、失敗を繰り返す泉卓也は、
ある日偶然、フェラーリに乗る弓池という成功者と出会う。
なぜ自分はいままでうまくいかなかったのか? どうすれば成功者の仲間入りができるのか?
人生で成功するということはいったいどういうことなのか?
数々の試練を乗り越えながら、弓池から多くを学び取っていった卓也が導いたその答えとは……?