夢をあきらめなかった人の話「自由に生きるために僕らはブログでメシを喰う」

夢をあきらめなかった人の話

責任さえきっちり取れば、何があっても大丈夫。

10年後、20年後、30年後、どんな自分になってるかなんてわからないけど、夢を持って生きるってことはいつの時代も生きる活力になります。そんなことも感じてもらえれば。

夢でメシを喰う方法 鶴巻謙介(サンクチュアリ出版代表取締役)

夢でメシを喰う方法~サンクチュアリ出版トークイベントBOOK!~

ブログ飯っていう本があるらしいですが、自分のやりたいことで生きて行く=飯を食うというのを考えたのは、高橋歩さんたちがはじめた小さな無名の出版社、サンクチュアリ出版でした。

無一文、未経験、コネなしで自分の店を作る完全ガイド

初期のサンクチュアリ出版のヒット作。この本を片手に自分たちでカフェやバーやショップを開いた人は全国で結構たくさんいるんじゃないかと思う。本を出すバージョンも出版されました。刺激強すぎ。

実は僕はサンクチュアリ出版のWEBマスターを過去に12年ほどやらせていただいていた時期があり、会社の人はもちろん著者さんにもたくさん会う機会がありました。

夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。

そんな強烈な言葉を掲げて自分たちで本を作って、彼らは全国を飛び回ってた。当時の私は彼らの本のデザインに惹かれて本を買った。知らない出版社だなぁと思った。そしたら『毎日が冒険』っていう本もあってそれを読んだ。高橋歩さんの自伝だった。

なんだこの人、俺と同じ歳じゃないか。

自分たちでお店も出して成功して、自伝も出してる。

俺は何も出来てない・・・

私はくやし涙を流した。

サンクチュアリ出版との出会い

当時の私はパソコンを買ってインターネットを始めたばかりだった。

雑誌を買ってきてHTMLを打ち込んでブラウザで表示をさせたらホームページができた。それを公開したら知らない人からアクセスがあって、掲示板に誰かがコメントを残してくれたりした。そうやって私はホームページ制作の技術をメキメキ伸ばしていた。当時の私はDJイベントなどをやってたので、掲示板で告知したら50人ぐらい集まった。最高100人ぐらい集めたこともあった。インターネットを使って何かをやらかすことが好きだった。

サンクチュアリ出版にもホームページがあったけど、失礼ながら素人丸だしだった。

私はネットでサンクチュアリ出版のスタッフと仲良くなってたので、いろいろ情報交換するようになってた。そしたら「ホームページ作ってよ」ってことになって、その仕事を引き受けた。それから私とサンクチュアリ出版の交流が始まった。

1999年3月のことだった。

今回紹介する電子ブックは、高橋歩さんが去ったあとのサンクチュアリ出版の話。鶴巻謙介さん(鶴さん)の苦労と成功の話です。

写真:サンクチュアリ出版のスタッフと一緒にバリ旅行に行ったときに私が撮影。

私もびっくりするエピソードが満載だった。中には顔が引きつりそうなエピソードもあった。

  • 鶴さんは高橋歩さんから11冊の本の権利と引き換えに2400万円の借金を背負った。
  • バイトを二人雇ったけど4ヶ月間新しい本は作れなかった。
  • バイトはやめて鶴さんはひとりになった。
  • つるさんは会社のお金が無くなってはじめて、会社は存在するだけでお金がかかるということを知る。(アホか!!)
  • それでも鶴さんはのほほんと過ごしていた。(もう一度言うアフォかぁ!)
  • 結局借金は2700万円になった。
  • 経理を手伝っていたスタッフがさすがに怒って、音信不通になってやっとヤバいと気づく。
  •  そしてようやく新しい本を作った。
  • 1999年3月 このころ私がホームページ制作を担当し始める。
  •  『遺書』という本が30,000部くらいのヒットを出すも、借金は膨れ上がり続けた。
  • 高橋歩さんが二年間かけて世界一周した記録をまとめた本が大ヒット。
  • それでもサンクチュアリ出版はギリギリの状態だった。

この頃、私のギャラも上げていただきました。東京にも毎年1回は行ってました。この頃、サンクチュアリ出版の装丁デザインや内容の質がすごく上がった。手に取りたくなる、欲しくなるブックデザインになった。

  • 2004年 『夜回り先生』のヒット

夜回り先生のことを知っている人も多いと思います。深刻な内容なので私の生活も24時間体制になりました。先生にもホームページに全国から悩みの声がたくさん届きました。私も精神的には大変だったんですが、人としてかなり勉強になりました。
その後もヒット本が出たりちょっと苦しかった時期があって、それでもやり続けて鶴さんたちは今もずっと夢でメシを喰い続けてる。

諦めが悪くていい。成功するまでやれば絶対に成功する。

借金が膨れ上がっていくのは生きた心地がしなかっただろうけど、私が会った鶴さんはそんなことを微塵も感じさせず、いつも優しくしてくれて気遣ってくれてた。鶴さんがどこかで諦めてたら、その後から出た本はこの世には存在しない。

本当に本を出すっていう仕事は、たくさんの人の人生を変えてしまう力のあるものだ。サンクチュアリ出版の装丁デザインを真似た本も多く発売されるようになっている。本を読まない世代にも本を届けたい、読んでもらいたいというコンセプトで本が作られているので、内容がわかりやすく、ページをめくるだけでメッセージが伝わるような本作りになっている。だからあまり本を読まない人でも楽しく読めるようになっている。

夢でメシを喰うのは楽じゃない。
だけどずっとやり続けてたらいつかは成功する。

うまいメシが喰える。

それをやり続けているのが鶴巻謙介とその仲間たちだ。

本を作るってことは時代を作っていくことなのかもしれない。

コミックエッセイを書いてるブロガーに本の出版をオファーしだしたのも、彼らは早かった
植松努さんの感動スピーチを書籍化

ABOUTこの記事をかいた人

よあけ

ネットだけで生計をたたています。食べることや旅が好きです。インドア活動も好きです。なによりインターネットが好きです。
デザイナーを辞めて自分でメディア運営を始めて数年で自由な生活が手に入りました。
WEBメディア運営 / クリエイター(音楽・イラスト・書) 資格:ネットショップ実務士レベル1・基礎心理カウンセラー
人生が楽になるネットの使い方
>> 詳しいプロフィール